「被災地巡拝」福島県いわき市沿岸部開催

 平成26年10月29日、福島県いわき市と富岡町において、「被災地巡拝」を開催いたしました。

 東京や栃木・茨城・千葉の宗内寺院の住職を務める参加者は、午前11時にいわき市北部の久ノ浜海岸に到着し、海に向かって回向をお勤めしました。その後、福島第1原発から20km圏内にあるJR常磐線富岡駅へ移動し、津波の被害を受けた駅に向かい駅前の慰霊碑で回向を行いました。

 昼食の後、いわき市薄磯地区にある修徳院を訪問、本堂をお借りして、回向をお勤めし、檀家総代さんより震災の体験談を伺いました。薄磯海岸では水塔婆を海に流し、津波で命を奪われた方々へ慰霊の祈りを捧げました。

 いわき駅に移動の途中、駅近くの平中央公園にて、神戸から青年僧侶により徒歩で運ばれた「希望の灯」を見学、それぞれ帰途につきました。

 3.11を忘れない、共に祈り続けるという意識を共有することができた巡拝となりました。