被災地巡拝「岩手県陸前高田市・大船渡市」開催

 平成27年5月22日、岩手県陸前高田市と大船渡市において、「被災地巡拝」を開催いたしました。

 東京や栃木・茨城・千葉の宗内寺院の住職を務める参加者はJR一ノ関駅に集合、バス内で陸前高田市にある金剛寺の御住職から震災発生当時から現在に至る被災状況や復興に関するお話をお聞きし、陸前高田へ向かいました。金剛寺へ到着後、高台にある不動堂をお借りして慰霊と復興の祈りを捧げたのち、金剛寺の寺庭様に震災発生後に避難所として不動堂を開放し避難者を受け入れたお話を伺い、復興の途上にある周辺地域をご案内いただきました。

 その後、高田松原タピック45の震災遺構にて、追悼施設内の慰霊碑に献花、法楽をお唱えし、大船渡市にある長源寺へ移動するバス内では陸前高田市観光協会の語り部の方のお話をお聞きしました。長源寺では御本堂をお借りして慰霊と復興の祈りを捧げ、長源寺の御住職から津波への備えを始めとした防災に関するお話をいただきました。

 大船渡市末崎中学校内に設けられた仮設住宅をご案内いただき、避難生活を送っている方のお話をお聞きし、その後、陸前高田市にて地元物産を購入しそれぞれ帰途につきました。
 3.11
で失われた命へ祈りを捧げると共に、被災地の人々の復興への強い力を感じることが出来た巡拝となりました。