小峰一允管長猊下東日本大震災被災地御巡錫及び写経奉納

 平成27年9月14日から17日の4日間、小峰一允管長猊下が東北三教区(岩手・宮城・福島第一)を御巡錫されました。

 小峰猊下は管長就任以来、毎朝の勤行にて犠牲者の慰霊と被災地の復興を祈り続けてこられました。そうした中で今回、東日本大震災による物故者の慰霊、被災地の復興祈願を目的とし、特に被害が甚大であった東北三教区の被災寺院への御巡錫となりました。

 岩手県大船渡市の圓満寺、宮城県石巻市の壽福寺、福島県いわき市の勝行院にて慰霊と復興祈願の法要が行われ、地元のご住職・檀信徒と共に一心に物故者慰霊の祈りを奉げ、あわせて全国のご寺院・檀信徒の皆様から寄せられた「震災復興写経」を奉納いたしました。また、岩手県陸前高田市の金剛寺、宮城県名取市閖上の慰霊施設、福島県いわき市の修徳院にて慰霊と復興祈願の法楽をあげられました。

 小峰猊下は御垂示の中で「いつどこでどのような災害がおこるかわからなく悔しい思いをする。だが、いつおこるかわからないことを念頭において新たにスタートしてほしい。亡くなった命を取り返すことはできないが今ある命を生かすことはできる。」とお話されておられました。災害を受けた記憶は消えませんが復興の為、後世の為にも私たちは精一杯生きていかなければと感じました。