精霊供養牌

 東日本大震災で住宅が失われ、お仏壇やご先祖さまの位牌が流されてしまった檀信徒の皆さまの心の拠り所となるよう、「精霊供養牌」が作成されました。精霊供養牌は観音開きの厚紙製で、内側の中央に御本尊の大日如来、右に弘法大師、左に戒名等を記入できるようになっており、化主猊下によって開眼供養されました。

 平成236月に岩手県・宮城県・福島県で大きな被害のあった地域の寺院へ合計で5,300体が送られ、被害を受けた檀信徒の皆様に配られました。

 この精霊供養牌によって、仏様の慈悲の光が亡き人を密厳浄土へと導き、被災された皆さまの心に「生きる力」が輝くことを願っております。