寺田信秀猊下御巡錫(岩手県・宮城県・福島県沿岸部)

 寺田信秀管長猊下が平成2472日から6日の5日間、岩手県・宮城県・福島県沿岸部を御巡錫されました。寺田猊下は被災地に赴き何か少しでも慰霊と復興の手助けができないかと、日々気にかけられていました。そして今回、東日本大震災による物故者の慰霊、被災地の復興祈願を目的として、特に被害の大きかった東北3県の被災寺院への御巡錫となりました。

 御巡錫された寺院では慰霊と復興祈願の法要を行い、御導師を務められた寺田猊下は「どうか亡くなられた方の戒名を忘れること無くお唱えしてください。唱え続けることで、その方は皆様の心の中に生き続けられます」と法要参列者に語られました。さらに「日本人には立ち直る力がある。津波や原発を乗り越え、皆で復興を果たしましょう」と強く述べられました。

 また、被害の大きかった田老地区や閖上地区などを訪問され、合掌し慰霊と復興の祈りを捧げておられました。