得度式(とくどしき)(非公開)

僧侶になるための最初の儀式を「得度式(とくどしき)」といいます。
 「度」というのは「渡る」ということを意味しています。つまり得度とは「渡るを得る」ということになります。仏の教えに出会って彼岸(悟りの世界)に渡る機会を得られたという意味になります。そこで、悟りを求めて仏道の修行に入ることを「得度」といい、その儀式を「得度式」といいます。
 得度式では、まず始めに、出家して僧侶となる決意を問われます。次に、修行とはどういうことかを教わり、一旦道場を出て、社会や父母に別れの挨拶をし、出家の覚悟(決意)をいたします。

 道場の中に戻ると、髪の毛を剃る「剃髪(ていはつ)」の儀式が行われ、仏弟子としての名前(法名)と袈裟を授かります。そして、戒律を授かることで、修行者としての生活のあり方を教わります。こうして、いよいよ修行が始まるのです。
檀信徒・一般の皆さまには、非公開となっております。