2016年12月:車に積んでおきたい防災グッズ

 こんにちは、災害対策室です。

 通勤、買い物、または旅行などで車は生活に欠かせないものとなっています。今回は車に積んでおきたい防災グッズを紹介します。

 避難に車を使うのは推奨されていませんが、車を運転中に災害が発生したり、避難場所として車中泊をせざるを得ない状況になることがあります。そんな時のために車にも災害時に必要になるもの、また便利なものを用意しておくことが重要です。

 まず基本的に備えておきたいものは

■飲料水・食料(高温・凍結に耐えうるもの。例えば缶切り不要の缶詰や、缶入りパン等)

■毛布

■救急グッズ(包帯・ガーゼ・絆創膏など)

■簡易トイレ

 など、これらのものは家に備えておく防災用品と同じですね。20154月の防災ひとくちメモでも紹介しておりますので、併せて読んでいただければと思います。

 さて、さらに必ず車に積んでおきたい防災グッズは下記のものになります。

 

■脱出用ハンマー

 車の中で災害に遭遇した場合、車の中に閉じ込められてしまうことがあります。その場合、ドアガラスか後部ガラスを破って脱出する必要があります。車のガラスは普通のガラスよりも強度が高いので、普通のハンマーでは破ることが出来ません。脱出用ハンマーは先端が鋲のように尖っていて、強化されたガラスを比較的簡単に割ることができます。柄の先はシートベルトを素早く切断できるカッターになっているものもあります。そして、設置する際は必ず運転席から手が届く範囲に備えるようにしましょう。

■インバーター電源

 燃料の供給が可能であれば、シガーソケットなどから家庭用コンセント電源(AC100V)に変換する車載用インバーターを使うことが出来ます。容量の大きなものでは1000wクラスの物も販売されており、用途に応じて選ぶと良いでしょう。150wクラスのインバーターであれば価格も2,000円前後とお手頃で、災害時だけでなく、日常時でも携帯電話の充電などに利用することができるのでとても役立ちます。

 

 インバーター電源を使用したり、車中泊をする際に空調を付けたりするには、燃料が必要となります。常日頃から車の燃料を満タンにしておくことも災害への備えとなります。車で出かけた帰りなど「燃料はあとどれくらい残っているかな?」と確認し、減っている様であればガソリンスタンド等に寄って満タンにするよう心がけましょう。