2018年12月:防炎品、使っていますか?~火事を防ぐために~

2018/12/26

 こんにちは、災害対策室です。
 すっかり冬になりましたね。あったかいお鍋を囲むのに卓上ガスコンロを使ったり、ヒーターやストーブなどで暖を取るなど、なにかと火を使うことが増えてくる季節です。それに合わせて、冬は空気が乾燥していて火事が起こりやすく、住宅火災などの発生が増える季節でもあります。
 今回はそんな火災を防ぐために有用な「防炎品(ぼうえんひん)」について紹介させていただきます。
 防炎品には「防炎物品(ぼうえんぶっぴん)」と「防炎製品(ぼうえんせいひん)」があります。「防炎物品」は、消防法で使用が義務付けられている防炎性能を有するものです。高層建築物、地下街又は劇場、病院等の建築物(防炎防火対象物)については、施設等を利用する不特定多数の人々等を火災から守るため防炎性能を有するものを使用するよう義務付けられており、種類としてはカーテン、布製ブラインド、暗幕、じゅうたん等、展示用合板、どん帳などがあり、「防炎(ぼうえん)ラベル」が付けられています
 「防炎製品」は、消防法に基づく防炎物品以外の防炎品で、使用する人を火災から守るため火災予防上防炎性能を有することが望ましいとの考えから、消防庁等の指導により普及が図られているものです。ご家庭で使われるのはこちらですね。製品も様々なものがあり、寝具類、シート類などから衣服や防災ずきんなど多くの種類があり、防炎製品(ぼうえんせいひん)ラベルが付けられます

 
 防炎品の特徴としては、火がつきにくいことと、火がついても燃え広がりにくいことがあります。マッチ・ライターなどの小さな火種の炎に接しても炎が当たった部分が焦げるだけで容易に着火せず、着火しても自己消火性(自ら延焼拡大を停止する性能)により、燃え広がることはありません。防炎品を使っていたことにより大規模な火災を防ぐことができた事例は数多くあり、一例としてはホテルでガス火がカーテンに燃え移り火災が起きましたが、使用しているカーテンが防炎品であり、従業員の初期消火が行われたため、一部焼損にとどまったというものもあります。
 火事の多くの原因は、小さな火種からです。火災を発生させないように火の管理をすることはもちろん大事ですが、火種が燃え移ってしまっても延焼を防ぐよう防炎品を日頃から使うことも大切な防災活動となります。この機会に、日常品の防炎対策を考えてみてはいかがでしょうか。